探究学習とは?

探究学習とは?

探究学習とは、「問いを深める」ことを重視する学習方法のことです。

現代社会では、変化の激しいため、知識を詰め込むのではなく、答えがひとつに定まらない問題に取り組む学習の重要性が高まっています。

21世紀スキル(ATC21s)、DeSeCo(OECD)をはじめとして、世界各国でも新しい学力観への変更が進んでおり、日本でも学習指導要領が改定され、2020年4月1日から高校教育の目標が変わります。

「教育を人生に統合する」をMissionにするForaにとって、探究学習は中核を担うテーマの一つです。特に、Foraでは、探究学習×キャリア教育を掲げ、自分の立てた問いを深める中で進路を考えることができる教育プログラムを開発しています。Foraでは、以下の取り組みを踏まえて、探究学習を学び手の人生に直結させるための方策を探っています。

Foraが携わる探究学習の事例

Foraが提供する探究学習は、大きく2つに分類できます。

①自分で問いを立てる(生徒起点型)

生徒が自分の興味関心を出発点として問いを立て、探究を進めていくタイプです。

どんな分野の、どんな問いに面白みを感じるかを、生徒と共に伴走しながら考えます。

特に、Foraでは、論文を執筆することを最終的な目標とし、仮説検証のための方法を考え、実行し、プレゼンや論文の形に落としこむ探究学習を開発しています。

生徒起点型の探究学習は、「はまれば強い」学習方法であるといえます。生徒の興味関心から出発するため、生徒のキャリアに接続できる可能性が高く、はまれば生徒のモチベーションは極めて高くなります。

一方で、生徒間のばらつきが大きくなることが弱みであり、しっかりとしたカリキュラム設計によって、質を担保する必要があります。Foraの開発してきたプログラムは、公立学校と連携して磨き上げているものであり、実行可能性が高い点に特徴があります。

Foraが手がける探究学習プロジェクト、2019年度の高校通年TA募集!

2019.02.20

②問いを与え導く(教師起点型)

教師起点型は、大枠では教師がテーマや問いを設定した上で、生徒が問いを発見し、自分なりの答えを導き出せるよう支援するタイプです。

クラス内で方向性をある程度絞ることで、学校での適用可能性は高く、ある程度は授業の流れも想定できるため先生にとっての負担も少なめであるといえます。一方で、生徒が自分の力で進んでいけるよう、魅力的なテーマと必要に応じたヒントを出していくことが求められます。

神津島フィールドワーク Foraの探究学習

2019.03.22

「未来の教室」実証事業 Foraの探究学習

2019.03.22

探究学習の実施の難しさ

高校で探究学習を導入するとき、探究学習で扱う題材は「答えがない問い」であるため、これまで学校で蓄積してきたノウハウが通用しないことが多い点にあります。

例えば、問いの設定を支援する方法、誰も答えを知らないときの話し合い活動への導入方法、進度にばらつきが出たときの介入方法など、答えはおろか、わかりやすい手引きも見当たらないことがたくさんあります。

教員にとってすら、探究学習は未知の領域になります。ですから、まだ探究を経験していない生徒にとっては未知の領域です。そのため、教科学習よりもより一層、生徒と伴走したり、生徒へヒントを出す難易度は高いはずです。

また学校組織全体も探究学習という未知の学習方法にどう向き合うかが決まっていないことも多く、一人の教員に負担が集中してしまう事例もしばしば見聞きしてきました。その点、Foraの進める探究学習は主に学校と連携して開発してきたものなので、学校の組織にそった内容になっていると思います。

Foraの大学生TAによる探究学習

ただでさえ多忙化の叫ばれている教員にとって、「探究学習」は新たな職務としての負担も大きく、学校内の力だけでは適切な運用が難しいことも多いと考えられます。

Foraが提供する探究学習では、大学生が高校に入り込み、TAサポートしています。(例:南多摩中等教育学校

2018年度は、Foraの大学生14名がTA(Teaching Assistant)として、生徒自身の興味を掘り出し、問いを深めるサポートを行っています。また、生徒の様子をもとに先生と協議し、カリキュラムの編成にも貢献しました。

TAとしてサポートすることは、大学生にとっても探究学習であり、生徒とどう伴走するか、先生とどう役割分担するか、必ずしも自分の専門領域ではない研究にどうコメントするかなど、大学生の成長にとっても、非常に効果があります。

探究学習で大学生のような学校外の力が使われることが、学校が開かれる契機となることが望ましいと考えています。文部科学省が掲げる「社会に開かれた教育課程」を実現できる教育プログラムを開発して参ります。