今年度実施の新学習指導要領のトレンドでもある「探究学習」
そして、高大接続改革により、入試の新たなスタンダードになりつつある「総合型選抜」
社会の変化に伴い、高校生のうちから自分なりの興味関心や問題意識を深め、何を学びたいかを考え続けることが求められるようになっています。そして入試制度としても、そうした姿勢が評価される時代になりつつあります。
とはいえ、このような状況の中で、
「探究学習が必修になって、とにかく試行錯誤してやってみてはいるが、入試と紐づいている感覚がないので、何を生徒たちに伝えていいかわからない…」
「総合型選抜の入試はリスクが高いように感じる。学校の方針としても一般入試だし、挑戦させることに躊躇してしまう…」
そんなふうに感じていらっしゃる先生方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は「大学進学につながる探究学習とは?」というテーマについて、さまざまな立場で探究学習や入試に関わる3名の方からお話を伺う機会をお届けします。
*スピーカー
■ 細川凌平氏 / 札幌新陽高等学校 国語科教諭
大学を卒業後、新卒で札幌新陽高校に国語科教諭として入職。探究コース2期生の担任を経験し、PBLや探究学習に取り組む。今年度より特進コースの担任と生徒会顧問、TikTokなどSNSを中心とした広報業務も担当。
■ 藤原照恭氏 / 青楓館高等学院
外資コンサルタントで5年経験後、教育に目覚め、オンライン含めた全国6校舎の総合型選抜専門塾の塾運営に携わる。入試実績では合計800名以上の合格者を輩出し、合格率95.2%を達成。その後、独立し、「生徒一人ひとりの個性を尊重し、自分らしく生きる力を養う」を理念に、通信制サポート校「青楓館(せいふうかん)高等学院」を2023年4月に兵庫県明石市に設立予定。
■ 藤村琢己氏 / 一般社団法人Fora
2016年4月より一般社団法人Foraを設立し、代表理事に就任。官公庁や教育企業との協働プロジェクトに従事するほか、学校の探究学習カリキュラム策定サポートや、探究学習やキャリア教育に関わる教材制作を統括している。
~~~~~~~~~~~~~~ イベント概要 ~~~~~~~~~~~~~~
【日時】2022/12/20(火) 19:00-20:30
【対象】
・探究学習や総合型選抜に関心があり、力を入れていきたいと考えている教員の方
・学校現場の探究学習に関わっているコーディネーターの方
【定員】30名
【参加費】無料
【場所】オンライン会議システムzoom※申し込まれた方に、前日までにzoomのURLをお送りします。
【参加方法】下記peatixページより、無料チケットをお申込みください。
※申込締め切り:前日の18:00まで
【勉強会の流れ】
当日は、以下のような流れとなります。(※変更になる可能性もございます、あらかじめご了承ください。)
□ オープニング / 自己紹介(15分)
□ 近年の教育改革の解説(15分)
L探究学習とは?どんな実践例があるの?
L 総合型選抜とはどんな入試なの?どんな生徒に向いているの?
□ スピーカーによるトークセッション(30分)
L探究学習を総合型選抜につなげる意義とは?
L生徒の指導のポイントは?
□ Q&Aタイム(20分)
L参加者の方からの質問にお答えします
□ クロージング(10分)
*モデレーター
宇都星奈 / 一般社団法人Fora
1997年、鹿児島県生まれ。2017年に東京大学に入学後、NPOカタリバでライフキャリア教育に出会ったことをきっかけに、休学して島根県益田市の一般社団法人豊かな暮らしラボラトリーで活動。地域の子どもと大人をつなげる場づくりや高校生の地域探究活動の支援を行う。2020年10月より一般社団法人Foraに参画し、教材作成やワークショップ開発など、コンテンツ制作に携わっている。
*一般社団法人Foraとは
中学校や高校を対象に「生徒の学び続ける意欲と能力を高めること」を教育目標におき、50校超の学校に対して、探究学習プログラムやキャリア教育を実施しています。これまで3万人を超える高校生にプログラム提供を行ってきたほか、企業等との高校生向けのワークショップ新規開発、学校教育へのコンサルティングなどを行っています。とりわけ、2022年から本格的に導入される探究学習の実施に先駆け、2018年から先行支援を行なっており 、本格化する探究学習に向けたカリキュラム検討、教材提供、授業実施等の支援を行っています。