サークルに、インターンに、研究に? 玉木彩子さんが日常に生かす講座の学びとは【3期講座生インタビュー③】

講座も残りわずかとなった、第3期の学問ファシリテーター育成講座。数回にわたり参加者にインタビューをして行きます!
第三弾は、大学のテニスサークルでキャプテンを務めながら、生物系の企業でインターンもしている、「リケジョ」のたまちゃんこと玉木彩子さん。

「より良いサークル運営にも、司会進行にも通ずる準備の大切さ」の学びを共有してくれたたまちゃん、具体的にどのようにForaの学びを生かそうとしてくれているのでしょうか??

「うまく行かないな」というぼんやりとした違和感

 

—まず初めにForaに来ようと思ったきっかけを教えてください!

 

「私がキャプテンを務めるテニスサークルのミーティングをもっと改善したいなと思っていたことと、

自分が今インターンをしているバイオ系の企業で、イベントの進行役を務めることがあるのですがうまく司会できないなという感触があり、ファシリテーションを学んでみたいと思ったからです。

 

—なるほどー、テニスサークルのミーティングでは具体的にどのようなことを話し合うんですか??練習日程や練習メニューなどですか??

 

「練習日程のような事務的な内容のミーティングはうまく進むんですけど、

最近の練習の雰囲気よくないからそれを改善していこう、みたいなチームの士気を高めていくミーティングがとても難しいです。

 

—僕も中学・高校と柔道部でキャプテンをしていたのでその悩みとてもわかります。

うまく行かないっていう感触の原因で思い当たることが何かあるんですか??

 

「うーん、メンバー全員の意見を聞けてない、取り入れられてないなって思います。

一部の人の意見だけでミーティングが進んで方針が決まる感じがして」

 

—チーム全体に関わることですからみんなの意見を聞いて気持ちを一つにしたいですよね。

インターン先ではどのようなイベントの進行をしているんですか??

 

生物分野で将来羽ばたきそうな学生の研究に対し、インターン先の専門家がフィードバックを行うイベントがあり、そのディスカッションの司会などを行うことがあります。

 

—結構専門的な内容の議論になるんですか?

 

「そうですね、学生と専門家で知識量とかに差が生じるのはしょうがないんですけど、

議論がイベントの望む有意義な方向に進まない。

Aさんはどう思いますか?Bさんはどう思いますか?のような形式ばった進行しかできないことをもどかしく思います。

 

—ただの感想の共有だけじゃなくて、お互いの発展に役立つような意見を参加者から引き出せるように場作りをしたいですよね。難しいことだとは思いますけど

メンバー・企画への愛としての「準備」

 

—Foraで学んだことで日々の活動に生かせそうだなってこと何かありましたか??

 

準備がすごく大事ってことに気づかされました。

当日こんなことを話そうという内容・コンテンツは決めてはいたんですけど、そもそも何でこのコンテンツをする必要があるのだろうか?とか

 

参加者はどういうことを求めていて、私はこういうことを伝えたいっていうこととのギャップがどれくらいあるのか、ということもあまり考えていなかったので、そこをはっきりしてこれからサークルのミーティングでもインターン先のイベントに臨みたいなと思いました。」

 

 

—目的を明確化し、参加者の状態に目を向けて、到達したい状態に近づけるために準備が大事ということですよね。

 

 

「特にインターン先のイベントだったら場の設定・雰囲気作りとかも大事で、

お互い初対面の人が参加するイベントが多いので、Foraで学んだアイスブレイクの手法を取り入れて感想の共有だけではない、良い場作りをしたいなって思います。」

 

—限られた時間の中で有意義なディスカッションをするのにとても大事だと思います、お互い緊張している状態だったらどこか遠慮してしまって意見も出にくいですよね。

絶対大事にしたい・譲りたくないメッセージを自分の中で落とし込んでおくということも意識するようになりました。

自分が説明する学問の本質、面白さを、自分の言葉でわかりやすく説明できるまで理解することって大事だなって思いました。

 

—「絶対伝えたいことは何か」をはっきり意識しよう、というのは講座内で強調されてますよね。

 

「イベントで会社側は何を伝えなければならないのか、対象となる学生の研究分野の本質は何か。

そもそものことを、自分の中で理解しようしないと有意義な議論の進行はできないんだなと。これから意識していきたいです。」

 

メンバーがどんな状態にいるか?? 

 

—サークルの活動ではどうでしょうか??

 

「ミーティングでももっと詳細なアジェンダ(どのような時間配分でどのようなことを話し合うか)を作っていこうと思います。

あと、「読心術ゲーム」っていう、参加者の顔や雰囲気を見てこの人は今どんな状態にあるかって当てるゲームをこの講座でやってみて、

これはそのまま使えるなと思いました。メンバーの様子をしっかり受け取りながら実際進めていけたらなと。」

 

—ファシリテーション役が、参加者が演じている「ある状態」を参加者に働きかけることで探り当てるゲームですよね、「参加者全員が実は昨日失恋した」っていうお題もありましたね笑

 

「ミーティングっていう大きな形にならなくても、メンバーの子とちょっとサークルでの問題について話すときに、本題に入る前に

この人最近どうしてるのかな〜元気なのかな〜、テストで最近大変なのかな〜、お、最近元気だなーとか相手の状態を知ろうと心がけています

 

—「愛」をひしひしと感じます、今この人は問題について考える状態にあるかってことに気を遣っているということですよね。とても大事だと思います、メンバーの人も「キャプテン私のこと気にしてくれてる!」って安心感・信頼感も生まれると思います。

大学の授業への批判的視点

「あと、発見というか気づきというか、大学の先生の授業を別の視点で聞けるようになりました。」

 

—別の視点ってどういうことですか??

 

「熱意を感じられる先生の授業は、一方的な授業じゃなくて、双方向的な授業になるような工夫されてるなーとか思うんですけど、

ある先生の授業では、

この先生は一方的に自分の研究について語ってるけど、私たち生徒はこの授業から何を学べばいいんだろう?面白さってどこなんだろうって置いてけぼりにされてしまうなーとか思います笑

先生の授業のやり方に対して批判的な視点が身につきました笑」

 

—自分が面白い!って思ってることをしっかりうまく説明しようとすれば、聞いている人にもその面白さが伝わると思うんですよねー、自分の研究の面白さを伝えることって大事なんじゃないですかね??

 

「すごい大切だと思っています!

私も去年iGEMっていう活動の一環で自分たちの研究の発表をする機会があったんですけど、うまく内容が伝わらなくて、、、笑

結局頑張っても伝わらないと意味ないなーって実感しました。

特に奨学金とか研究費を獲得するってなると、聞いている人に研究の魅力が伝わるかどうかが本当に大きく作用してくるんですよね、お金がないと研究できないわけですし。

自分が面白ければいいよ、みたいな姿勢でいるとどんなに研究内容がすごくても、もったいないなって思います。

その研究の面白さをより多くの人に伝えることができた方が絶対にいいって思います。

 

—相手に面白さを伝えよう!って気持ちを持つかどうかだけで授業のやり方やプレゼンの内容って変わってくると思います。どれだけ聞き手を意識できるかって大事ですよね。

 

文系コミュニティへ飛び込むハードル

 

—講座を受ける前に何か不安などありましたか??

 

「講座を受ける前、こういうワークショップにはゼミやインターンで鍛えられている文系の人が多いと思っていて、実際に場慣れしている人が3期生にも多いなっていう印象を受けました。

 

理系だとどうしても大学の授業が多くってそういう外部のイベントに参加する機会が少ないので、そういう人が、いきなりファシリテーションとかできるのかなって少し不安でした。

 

ー確かに受講生には文系の人が多いですもんね。講座を受けてみて、どうですか?

 

全然大丈夫でした! みんながコミュニケーションを学びに来ているからこそ、「失敗も大歓迎」っていう暖かい雰囲気があって。理系の人、特にコミュニケーションやファシリテーションに自信がないなって思う人にこそおすすめだと思います。

やってみることによって自分でも意外とできるかもしれないって思えてきてます。

—ありがとうございました!!


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