
本記事では、先日、東京都立の高校で二年生に向けて実施した授業内容をご紹介します。
実施の背景
今回の授業内容を実施させていただいた当校に対して、Foraは「総合的な探究の時間」における年間伴走支援を行っています。
当校においては一般選抜で進学する生徒さんが多いこともあり、探究学習における学びと一般選抜による進路選択とを結びつけるため、「自身の興味関心×学問」を年間テーマとしてカリキュラムを作成しました。
興味関心がどのように大学での学問に結びつくのかを考えることは、進路を選ぶ際、「学びたいことを学びに行く」という動機を育てることにもつながります。
今回は、カリキュラムのなかで行った「学問とは?」についての授業内容の一部をお届けします。
内容

当日はまず、そもそも「大学とは?」について考えてもらう時間からはじまります。そのために生徒さんに投げかけたのは、「なんで大学に行きたいの?」と「高校と大学の違いって?」のふたつの問い。
それぞれを二人一組で考えてもらったのちに「大学とは?」を伝えることで、大学におけるイメージを共有していきます。

その後、「学問とは?」に話題を移します。こちらの時間でも二人一組をつくってもらい、「勉強と学問の違いは?」や「知っている学部を15個挙げて」などの問いを投げかけました。
この流れのなかで、「探究でやることは学問そのもの」だということを伝えていきます。
勉強は与えられた問いを解いていくもので、学問は自ら問いをつくっていくもの。
勉強はテストの点数で評価されるもので、学問は新しい発見の有無で評価されるもの。
勉強は正解が存在するもので、学問は唯一の正解がなく自ら答えを探しつづけるもの。
このような前提と照らし合わせると、自身の興味関心を起点に考えていく「探究」で行われることは学問そのものであるとわかります。つまり、いま「探究」をすることで、「大学での学び=学問」について考えるきっかけになるはずです。

大学、学問、研究…などは単語としてはもちろん知っているものの、それぞれが何を意味しているのか、高校までの時間とはなにが違うのかの説明は簡単ではありません。
だからこそ、そこを丁寧に伝えることで、探究学習によって「学びたいことを学ぶ選択」への動機が育つ土台をつくることを目指したのが、今回の授業になります。
大前提の整理からはじめ、一年間を通して生徒さんの興味関心と学問、ひいては進路選択を結びつける機会をつくっていくのが、「総合的な探究の時間」における当校での年間伴走支援になります。
Foraが提供する「探究学習」
Foraでは探究学習の教材を提供していますが、それだけでなく、今回のようなそれぞれの学校の特色に合わせたカリキュラム策定のご支援や、探究スキルアップに向けたワークショップの実施、添削指導、オンライン面談など先生方の課題感や生徒像に合わせた授業やワークショップをお届けしています。
現場でのニーズを拾いながら、こういった授業を全国各地の生徒や先生方に届けていければと思います。







