意見を引き出す場づくりに、必要なこと 後藤智子さんが講座で得た学びとは?【学問ファシリ第5期募集開始】

 

学問ファシリテーター育成講座の、第5期募集が開始されました!

これまでの講座生に、この講座で得た学びは何だったのか、インタビューしてみます。
第一弾は第3期生から、大学を休学してイスラエルでのインターンを終えた後「イスラエル女子会」を開催するなど、パワフルウーマンごっちん!

「良い場づくりをするための自己分析の大切さ」の学びを共有してくれたごっちん、Foraでの学びをどのように普段の活動で生かそうとしてくれているのでしょうか??

みんなの意見を引き出せるような場づくりを目指して

 

ーまず初めにForaに参加しようと思ったきっかけを教えてください!

「イスラエルでインターンしている時にお世話になっていた人が場を作るのが上手な人で、場づくりの工夫について聞いた時に『ファシリテーションっていう分野を学んだことが役に立っている』っておっしゃっていたんです。

その方から『その場で一番話さない人の意見を引き出せるのが良いミーティングだ』ってことを聞いて、私もそういう場づくりをできるようになりたいなって思いました。

ファシリテーションに興味を持っていたちょうどその時に、喜多恒介さんのFacebookでForaの募集がシェアされているのを見て、参加しようと思いました!」

 

ーなるほど、イスラエルでインターンしていたんですね!イスラエルにはどうして行こうと思ったんですか??

小学生から水泳をしていて、大学でも体育会の水泳部に入っていたんですけど、引退してから就職する前にいろんなこと見てみたい、自分の好奇心満たしたいなと思っていて、引退後、一年休学することにしたんです。

 

それで、何やろうかなって考えてたときに、もともと新しいこととかイノベーション、スタートアップに興味があったことから、調べているうちにイスラエルがそうゆうことが盛んだぞ、というところにたどり着いて。せっかくだから行ってみよう!と思いトビタテ留学JAPANという制度も使って、留学してきました

今度『イスラエル女子会』というイベントを開催しようと思ってます!」

ー好奇心を満たしにイスラエルに行くなんて凄いパワフルですね!!!早速場づくりを実践するんですね!(イスラエル女子会は1月10日(水)に開催されました)

他人の意見を引き出すために自分を知る

 

ー実際にファシリテーションの講座を受けてみて発見などありましたか??

「自分があまり他人に興味を持てないタイプというか、口を出さないというか、それぞれ個人の考えで好きなように行動していけばいいじゃんみたいな考えを持っているので、ファシリのように参加者の状態を注意深く観察して、参加者に働きかけるというのに少し難しさを感じました。」

 

ーどのようにしたら個人が本当の意味で自分の望む関わり方で、居心地よく場に参加できるようにするかっていうのも難しいですよね。

「そうですね、人の機微な反応とか、『あ、今表情変わったな』とか察することは得意です

でも察することはできても、その人に対してどのように対応して働きかければいいのかは自分の中で体系化できていないなと思うことはあります

その場を目的に沿うように設計する、いいファシリをする人ってすっごい自分自身のことを理解している人なんだなっていうことをこの講座に来て痛感しました」

 

ーそれは講座のどの回で意識されたんですか??

「講座内でいろんなファシリテーターの分類表を見た回ですね。

自分はまだ自分がどういうことが得意なのか、どういうファシリがやりやすいのかっていう分析が足りてないって思いました。

『自分なりのファシリ』っていう概念がなかったのでそこをもっと研究して行こうと思ったのは新たな学びで、自分なりの型っていうのを探していきたいなと思います」

 

ー何か自分自身で具体的に気づけたポイントなどありましたか??

自分がテンパってしまって焦る場面っていうのが整理されました。私の場合準備が不十分だったり予想外のことが起きたときに焦ってしまう傾向にあるので、準備はしっかりしようって思いました。

まだ自分の強み、得意なファシリのスタイルという部分がきちんと見つかっていないのでそこの模索もして行こうと思います」

人と会う時もOARR!!

 

ー普段の生活などで講座で得られた学びが生かされる場面ってありますか??

「OB訪問などで人に話を聞きに行く機会が多くあったんですけど、人と会う時でも

OARRを意識することが役立ちました」

(OARR *OutCome目的 Agendaやること Role役割 Ruleルールの総称。事前にこれを参加者に明示することがミーティングや場づくりにとっては必要とされる)

 

ー目的を決めて相手に話を聞きに行くっていうことですか??

「人と話してると話がバラバラになっちゃう事ってあるじゃないですか?そうなってしまわないためにも、

私はどんな話を聞きたくてこの人に会っているんだろう??』

っていう事をしっかり意識して、自分の目的を頭に置きながら話を聞くようにしたら、たとえ話が逸れたとしてもその目的の話題に戻すことができて自分としては学びの多い話を聞くことができました。」

 

ー話を聞きに行く前にどのようなことを意識して準備するんですか??

「この人にこういう話を聞きたいってリストを作った後に、

どうしてこういう話を聞きたいんだろう? 聞きたい話があるのは私の中にどういう疑問があるからなんだろう?

ってさらに自分を深掘りしていきます。

それをすることで自分の中で新たな問いが生まれて、相手の話を聞いた後にもう一度その問いに振り返って自分なりの答えを探して行くという試行錯誤ができていきます。」

 

ーなるほど、自分の中の問いを明確化しようと努めながら相手と対話しているんですね

「自分に時間をとって話をしてくださる相手に対しても、『こういうテーマについて話を聞かせて欲しいです』って提示することが相手も話をしやすくていいのかなって思います。

話をする相手自身『私はどういう話をすれば話を聞きに来てくれる人に対して価値を提供できるのだろう??』って考えてくれていると思うので、そこに対して自分の聞きたいことを伝えることは大事だと思います。

 

話を聞き終わった後にお礼を言う時も『こういう話が聞けてこういう学びを得られました』っていう言語化をするときにも自分で整理がしやすいですね。

ただ、本題に関係ないような話に逸れたとしてもそこから思いがけないような面白い話を聞けたりするので、Ruleを定めすぎて本題に集中しすぎるというのもよくないのでそこのバランスは意識していますね。」

ー非常に参考になります!これからインタビューする時に意識してみようと思います!

自分を分析するためにもForaの講座はオススメ!

 

ーForaをオススメするとしたらどのような人に勧めますか??

「盛り上がる場・良い場を作ろうと思ったら自分を知ること、探求することにつながると私は思っているので、

たとえば団体を運営している人とか、何かやるべきことを多く抱えていて忙しくて自分と向き合う時間が取れていない人には

講座を通じて自分の分析につながると思うので、自分の強み・弱みを知ったスタイルを確立できると、ファシリに限らず、何にでも適用できます。

『私こういうタイプだからこういう問題が起きたのかな』って分析できて解決に繋がったりとか、より全体を意識する視点を得られるんです。」

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学問ファシリテーター育成講座、第5期募集開始!
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