Foraとの取り組みで、指導に対するアウトプットや躓きポイントへの対応策が蓄積されてきました

Foraを支援いただいている方のインタビュー記事をお届けします。
今回は県立高校で教員をされていらっしゃる野澤大地さんにお話を伺いました。

インタビューに応じていただき、ありがとうございます!
まず初めに今どのようなお仕事をされてるか教えてください。

本年度は1年間、派遣研修としてシチズンシップ教育の研究をしています。その前は、地歴・公民科(社会)の教員として働いていました。

教員の時は、どのような働き方をされていましたか?

授業の他、学校の広報や、探究学習のカリキュラム作成を行ってきました。教員時代は、日々の授業、そしてテスト・評価(成績のつけ方)をどうするかに追われていました。生徒の反応が予想と違ったら授業のカリキュラムを修正し、作って壊すを繰り返します。加えて、部活や生徒指導もあります。やりがいはありますが、とにかく時間に追われる毎日でした。

勤めていらした高校で、Foraは探究学習のサポートをさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

2018年に探究学習が学習指導要領として示されたのを受けて、県の教育委員会からの指示があり、他校に先んじて取り組みを始める必要がありました。日々忙しい中、教員だけでプログラムをつくるのは難しいと思い、アウトソース先としてForaを見つけました

環境問題や貧困など世界規模の探究テーマは自分事化しづらいですが、Foraのテキストは生徒自身のわくわくやもやもやを起点に考えることができる点がよかったです。また、週に1度打ち合わせをする中で、授業内容だけでなく評価の方法も併せて相談できたのがありがたかったですね。

改めて、探究学習の意義について、どのようにお考えですか

一般論で言うと、正解のない社会になっていく中で、自ら正解を創り出せる人材を育てること。別の視点から見ると、探究的な学びは本来、人が学んでいく根本だと思います。たとえば、生まれてきた赤ちゃんは座学ではなく、目に入ったものを触ったり口に入れたりして、それが何なのかを学んでいきます。

自分が興味をもったことを深めたい。だから行動する、というのが本来人間に備わっていることですが、成長段階で徐々にそぎ落とされてしまいます。大人の世界で”枠”にはめることで失った主体的な学びを取り戻すことが、探究学習の意義だと捉えています。

これからのForaに期待すること・メッセージをください

探究学習を立ち上げるのも大変でしたが、続けていくことも大変です。探究学習を担当するというのは、英語の先生が数学を教えるようなもので、負荷が倍になるイメージです。去年と同じでいいよね、楽な方でいいよね、と年々スケールダウンしてしまうことを懸念しています。

当校では、立ち上げ当初から継続してForaに依頼することで、指導に対するアウトプットや躓きポイントへの対応策がストックされてきました年々スケールアップしていけるよう、引き続きよろしくお願いします

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野澤さん、お話いただきありがとうございます。
また、日頃のご支援も誠にありがとうございます。

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