【活動レポート】船橋市と連携した、ひとり親家庭の高校生に対する学習・キャリア支援「Bridge」

一般社団法人Foraは、2022年度より船橋市の福祉部局(児童福祉)と株式会社リクルート(以下「リクルート」)と業務提携を行い、ひとり親家庭の高校生等を対象とした学習・キャリアサポート「Bridge」の運営を行っています。
本記事では、「Bridge」についての概要やForaの関わり方、今後の展望をお伝えいたします。

「Bridge」とは?

これまで船橋市はひとり親家庭に対して、主に「こども食堂」を提供してきました。経済的なサポートや居場所づくりだけでなく、将来生きていくうえで必要な力を育むために、「Bridge」の運営を開始しました。

「Bridge」では、リクルートがオンライン学習アプリ「スタディサプリ」を活用した学習支援を行い、Foraがキャリアサポートを実施します。2つの会場で実施しており、各会場定員は30名で、そのうち10名程度がキャリアイベントに参加しています。

Foraが行うキャリアサポート

今年度も将来の夢や職業「なりたい自分」への第一歩として、様々なワークショップを開催予定です。「進学」「奨学金」など、様々なテーマに沿ったセミナーや、現役大学生や社会人との交流を通じて、自分の可能性や強みを発見することができます。

Foraは、全10回のカリキュラム設計と、ゲストスピーカーの話を聞いて感想を言語化する際のファシリテーションを行います。ファシリテーションの際は、高校生の意見や主体性を尊重し、ありのままを受け止めることを意識しています。

過去実施時の様子

昨年度実施した際は、千葉ジェッツへのインターンと、その後のワールドカフェが非常に印象的でした。千葉ジェッツに関する事前学習を行ったうえで、ボランティア体験と試合観戦を行い、学んだことを発表する場を設けました。

インターンの様子は、千葉ジェッツのホームページでも紹介いただきました。

https://chibajets.jp/report/detail/id=22401

「Bridge」が目指しているのは、貧困の連鎖の防止です。ワールドカフェでは、高校生が大学生や社会人と一緒に議論することで、将来や働くことを身近に感じ、仕事観・職業観が広がっていく様子が見受けられました。

今後の展望

来年度以降も「Bridge」を通したひとり親家庭の高校生へのキャリアサポートを行っていきたいと願うとともに、同様モデルで他の自治体への展開や、小中学生のサポートも実施したいと考えています。

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Foraでは、月々500円からお申し込みいただけるマンスリーサポーターを募集しております。いただいたご支援は、より多くの高校生に学びの機会を届けるために大切に活用いたします。

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