打ち破れ、高校生の固定概念!(埼玉県・公立高校)

こんにちは!Foraの成瀬です。

 突然ですがみなさん、『つまみ食い』と聞いてまず何を思い浮かべますか?
幼い頃、ケーキを作る手伝いをしていた時に、つい出来心で焼く前の生地を『つまみ食い』してしまい、お腹を壊してしまったことを思い出します…

今回の高校では、生徒の皆さんに “学問” の『つまみ食い』をしてもらいました!

★今ある選択肢は、本当に自分のやりたいこと?

さて、今回授業をさせていただいた高校では、英語が得意な生徒さんが多く、将来もなんとなく通訳やCAなどの「英語を使う」職業になりたいと考える方が多いそう。

けれども、いま自分が知っている職業だけが、全てじゃない。視野を広げて見れば、選択肢の幅も広がって、もっと本気で「やりたい!」と思うことがでてくるかもしれない。

今回は、そんな生徒さんたちの思い描く「将来像」に対して、「学問」という観点から切り込み、イメージを広げていってもらうことを念頭に置きながらの授業をしてきました!

★学問を「つまみ食い」するって? お祭りのような授業、開講!

今回の授業は、体育館で行いました。

授業の最初には、大学ってどんなところなのか?ということを簡単に想像してもらうために、体を動かして答えるクイズに挑戦してもらいました!

「伊豆に旅行へ行く授業なんてある?あったら絶対みんなとってるよ!」
「恋愛学なんてないでしょ〜!さすがにフランク過ぎるよ。」

なんて相談する声も聞こえる中、会場のテンションはぐんぐん上がっていきます!

「終了〜!正解は….〇〇でした〜!」
「えーーー!」
「よっしゃーーー!」

今回の高校の生徒さんは、とってもノリが良くて素直な生徒さんが多い様子!

さてさて、続いては本題の、学問を「つまみ食い」するワークに移ります。

学問を「つまみ食い」するとは、今まで知らなかった・苦手だと思って触れてこなかった学問に対して、一旦フラットになって試食してみる、と言うようなことです。
楽しくその学問たちの魅力を知ってもらうことで、今抱いているイメージを良い意味で変えていこうという企画です。

体育館の壁に貼られた大学生レベルの学問クイズを解いてもらい、様々な学問分野に触れてもらいます。
生徒の皆さんは3人グループに分かれ、目指すは全問正解!

国際、経済、理学、工学、教育、社会学、看護、哲学、外国語の9つの分野のクイズを解く生徒さんの表情は、まさに真剣そのもの。
グループの中で意見をまとめながら、正解のキーワードは何かを懸命に考えます。

全ての学問のキーワードを並べ替えると、ある歴史上人物の名前になるという仕組みになっており、楽しみながら学べるように工夫が凝らされたプログラムです。

「終了〜!!では正解した人、皆で教えてください、せーの!」
「〇△□×〇〇〜!!!(極秘)」

続いて気になったクイズを各ブースで大学生に解説してもらいます。

なぜだ?!と言うような表情で真剣に解説を聞いてくれている生徒さんや、何か新しく閃いたような顔をする生徒さんも見受けられます。
謎が解けていく感覚、快感ですよね!

★食わず嫌いをしないことの大切さ

今回授業を受けてくれた生徒さんたちの声を一部紹介します。

「経済だからすごく計算とか、外国語だから英語とかではなくて、学部のイメージが変わった!」
「全く興味のなかった哲学や社会学がこんなに面白いんだなと初めて知ることができました。」
「得意な方だと思ってたけど、まだまだ知らないことがたくさんあるって知れた!」
「来てくれた大学生がイキイキしてて、大学に行くのが楽しみになった!」

多くの生徒さんが、「今まで知らなかったこととか、興味なかったことも、意外とやってみると面白そうだな!」と思ってくれたようです。

このように、「食わず嫌い」をしないことで新しい視点を持ってもらえたのではないでしょうか。
この気づきは、生徒の皆さんがたにとってこれからの自分のキャリアを考える上で大切な要素になっていることを願います。

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