
本記事では、2025年1月に埼玉県立の高校で実施した取り組みをご紹介します。
実施の背景
今回「話し合いワークショップ」を実施させていただいた当校に対して、Foraは探究学習の年間カリキュラム作成のご支援をしています。
カリキュラムについて先生方とお話をする中で、2月の発表会に向けて、生徒同士で個人探究の相互FBを行えるようにしたいというご要望をいただきました。
良いFBとは、「相手の考えを深めたり広げる質問をしたうえで、より良くするためのアドバイスをすること」であり、議論を通じて価値観を顕在化させ、相互の意見の一致を図る「合意形成」に通ずる部分があります。
そこで、今回は楽しく合意形成のエッセンスをつかむことができる「話し合いワークショップ」をオンラインで実施しました。
内容

当日は以下のアジェンダでワークショップを実施しました。
①合意形成とは?
②よくない事例分析
③よい事例分析
④合意形成(コンセンサス)ゲーム
⑤まとめ
まずはじめに、①合意形成とは「意見交換をしながら、1つの結論を出すこと」であると説明したうえで、
②よくない事例分析(感情的に自分の意見を押し通す、安易に多数決に流れる等)と、
③よい事例分析(論理的に意見を表明、異なる意見を聞く等)のワークを行いました。

その後、実践編として④「砂漠脱出ゲーム」を行いました。
こちらは企業研修でも使われるケース問題で、砂漠で生き延びるために必要なアイテムをチームで3つ選ぶというものです。
合意形成の流れや結果はさまざまでしたが、いずれのチームも議論がとても盛り上がり、先生方からは、「生徒が楽しくワークに取り組む姿が印象的でした」というお声をいただきました。
今後の展望
Foraでは探究学習の教材を提供していますが、それだけでなく、今回のようにカリキュラム策定のご支援をしたり、先生方の課題感や生徒像に合わせたワークショップをお届けしています。
楽しく学ぶことを大切にしているので、これからもエンタメ性の高い授業を全国各地の生徒や先生方に届けていければと思います。
Foraが提供する「探究学習」
Foraは教材の導入だけでなく、カリキュラムの検討や、探究スキルアップに向けたワークショップの実施、添削指導、オンライン面談など、授業実施に向けて幅広くサポートいたします。