9月15日より、一部報道で、東京都多摩地区における都立高校において、授業に関わる外部人材2名と生徒1名が新型コロナウィルスに感染し、当該高校の濃厚接触者が100名を超えることから、濃厚接触者の生徒が在籍する学年について、9月15日より4日間臨時休校の措置をとる旨の報道がございました。
弊団体もまた東京都多摩地区にある都立高校において外部人材活用としてティーチングアシスタント派遣等を行っておりますが、本報道の事案と弊団体とは無関係であり、弊団体が支援する学校とは別の学校にて起きた事案である旨をお知らせいたします。
まず、本報道につきまして、当初より憂慮されていた事態であり、東京都教育委員会もすべての学校を対象として対策を取られながらも発生した事案であり、弊団体としても、今後、感染拡大に向けた一層の対策を行うべきであると認識しておりますとともに、今回の措置に伴い4連休も含めた8日間の休校による感染拡大防止や、今後の収束に繋がることを期待しております。
他方、新型コロナウィルス感染拡大に伴う学校教育現場の措置として、本年度の修学旅行の中止及び体育祭や文化祭等の学校行事の中止や、外部人材を活用したフィールドワークや講演等の中止、夏休み期間の縮小、グループワークの回避等の措置が取られており、感染拡大を優先しながらも、生徒の体験学習や協働学習の機会が縮小されており、例年と比べ、生徒の意欲や動機づけが不十分であるとの懸念の声が上がっております。
そのような状況認識のもと、弊団体においては、感染防止を最優先にしながらも、授業等の実施時における感染拡大防止策を行い、生徒が安心して学べ、大学生等の外部人材が安心して参加でき、保護者や先生方が安心して実施できる授業や学事等の提供に努め、生徒の意欲や動機づけの機会を提供してまいります。
これまでも、感染拡大防止に向けて、1月28日より社内リモートワーク体制への移行を進め、2月15日から5月末までにおいては、キャリアゼミの中止、延期を行ってきたほか、6月からはオンラインでの学事実施を行っております。また、やむを得ず、直接、授業等を行う場合にも、事前研修のオンライン実施、拘束時間の縮小、控室の大規模化や控室内におけるソーシャルディスタンスの確保、授業実施時のフェイスガードやマスク等の着用やワークショップ実施時の距離確保、都立学校においては教卓上のアクリル板による飛沫感染防止等の措置をとっており、学校側と協議を重ねた上で、授業等の実施を行っております。
現在までのところ、弊団体の関係者に新型コロナウィルスへの感染は確認されておらず、弊団体を起因とした学校における感染拡大も報告はされておりません。
今後とも、授業等の実施時における感染拡大防止策を行い、生徒が安心して学べ、大学生等の外部人材が安心して参加でき、保護者や先生方が安心して実施できる授業や学事等の提供に努め、コロナ禍においても、生徒の学び続ける意欲と能力を育むことを目指し、努めてまいります。