一般社団法人学校図書館マイスター協会主催の「第2回 学校図書館シンポジウム」にて行われたパネルディスカッション「AIと学校図書館〜AIが学校司書になったら?」に、弊社共同代表の亀岡恭昂が参加いたしました。
AIにまつわる様々な言説が飛び交い、激動の時代とされる現在、求められる力をいかに身につけるかが問われています。本シンポジウムは、それらの力を育むキーワードが「読書」であり、AIや学校司書のあり方を踏まえながら、新しい時代の学びを支える「学校図書館」の未来像をテーマとして開催されました。
弊社共同代表の亀岡は
「学校司書 vs AI という構造ではなく、AIと人間はできること異なるため役割分担こそが重要であり、図書館の意義は引き続き変わらない。だからこそ、学校司書とAIが協力して図書館をアップデートすることが大切だ」
また、「AIの特性を活かした、データを活用したレコメンド機能などの個別化、司書の負担軽減/省力化を行い、人間にしかできない対話を通した生徒への本の紹介、テクノロジーによって協働の中心に図書館を据えることなどができる」と述べました。
シンポジウムの参加者の多くは学校司書の方々で、質疑応答の時間では「AIと司書はうまくやっていけるのでしょうか」というような声もありました。亀岡は
「うまくやっていけるAIは外からやってくるものではなく、むしろ、うまくやっていけるAIを作るために、現場の司書の方々が持っていらっしゃる経験やデータこそが必要。ぜひエンジニアと協働してほしい」と述べました。
一般社団法人Foraでは、新技術の活用や様々な機関との連携を図りながら、変化する時代において子どもたちに必要な教育とは何かを常に問い続けてまいります。
主催:一般社団法人図書館マイスター協会
https://www.mystar-lib.jp/2018news2/
共催:東京大学公共政策大学院 人材政策研究ユニット
http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/events/%E7%AC%AC2%E5%9B%9E%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0-4/
後援:文部科学省