探究学習のテーマ設定

探究学習においての最初のプロセスは、探究テーマの設定です。これは「①課題の設定→②情報の収集→③整理・分析→④まとめ・表現」という探究プロセスにおける①にあたります。

どのような課題を設定するか、すなわち、なにを探究するのかというテーマ設定(探究テーマ)をどのように設定するのか。今回は、そこをまとめてみます。


文部科学省 学習指導要領解説より引用

漠然とした興味関心を、できるだけ明確に、そして具体的にする

生徒自身がぼんやりした興味を持っています。この漠然とした興味関心を、できるだけ明確、そして具体的にしていくことが、探究学習のプロセスにおいて重要です。ワークシートで考えたり、調べ学習を行なったり、生徒同士での話し合いを通して深めていきます。探究学習のプロセスにおいて、ここのテーマ設定のための時間が重要です。

時間を掛ける理由①:生徒の主体性を引き出すため

せっかく行なっていく探究学習のテーマ設定が、自分自身の興味関心と結びつかないものであれば、「やらされ感」しかなく、主体的な学びとは言いづらいからです。
もちろん、多くの先生方が「生徒の主体性」を意識されていると思います。ただ、ここのプロセスで、生徒の内省を促し興味関心の棚卸を行うことが、生徒が自主的に取り組む意欲や時間が増えるなど、その後のプロセスにとって好影響があるのだと思います。

 

時間を掛ける理由②:テーマを絞らないと拡散するため

この2番目は重要な点なのですが、テーマは絞らないと拡散してしまいます。例えば、「動物」というテーマの場合は、広すぎるため、動物と植物比較とか、動物の中での分類とか、動物が動くメカニズムとか、様々な方向にテーマが広がります。

興味関心でテーマが広がること自体は、悪いことではなく、むしろ良いことなのですが、テーマを絞らないと、最終的にまとめることができません。それ以上にテーマが拡散しすぎて、調べれば調べるほど詳しくなっていく、というような積み重ねることができず、場合によっては探究学習から離れてしまうこともあり得ます。