【活動レポート】修学旅行×探究学習「”楽しさ”と”学び”の両立とは?」

本記事では、神奈川県立高校の2年生向けに実施した「修学旅行×探究学習」の取り組みをご紹介します。

実施の背景

2022年から高校で必修化された探究学習について、学校によって導入の仕方は様々ですが、「修学旅行を探究学習と連動させたい」というご相談をいただくこともあります。

そもそも探究学習とは、自ら問いを立てて、それについて答えていく学習です。
修学旅行と組み合わせることで、①事前学習で問いを立てたうえで、②旅行先でフィールドワークを行い、③事後学習で問いを深めていくことができます。

 

内容

今回Foraは、教材やワークシートの提供と、カリキュラムの作成、最終発表会の審査(審査基準の事前検討を含む)・講評という形でご支援いたしました。

高校1年生の時からForaの教材で事前学習し、今年修学旅行を終えた高校2年生に対して、「修学旅行を振り返って、楽しい&学びのある修学旅行の行き先・プランを考える」というテーマで、先生方に事後学習を進行いただきました。

まずは個人で、今回の修学旅行について「楽しかった場所・体験」と「学びがあった場所・体験」を振り返ったうえで、グループで共有しました。

次に、グループごとに以下の手順で行き先・プランを考えました。

①10万円という予算内で、交通費、宿泊費、観光・体験を組み合わせる
②旅程を立てる
③企画の推しポイントとキャッチフレーズを設定する

①については、視覚的にわかりやすく、かつ楽しく取り組んでいただくにあたり、「交通費」や「観光・体験」などのカードを用意して、「10万円」という予算の枠に物理的に収めるというワークを行いました。

そして、クラス予選を行ったうえで、最終発表会を実施しました。

先生方の声

最終発表会では、いわゆる「最優秀賞」だけでなく、生徒票によって選ばれる「生徒賞」も設けて実施しました。

後日先生方と振り返りを行う中で、「生徒たちはしっかりと探究学習の目的を理解したうえで、生徒票として評価してくれたのだと思う」「とても良い経験になった」というお声をいただきました。

 

今後の展望

Foraは、生徒が「自分で自分の将来を決めて生きていく力」を育むために、探究学習のサポートを行っています。

これからも、単に教材を提供するだけでなく、今回のように修学旅行と組み合わせるなど、先生方のご希望や生徒像にあわせて、カリキュラムの策定からご支援してまいります。

Foraが提供する「探究学習」

Foraは教材の導入だけでなく、カリキュラムの検討や、探究スキルアップに向けたワークショップの実施、添削指導、オンライン面談など、授業実施に向けて幅広くサポートいたします。

ワークショップ

探究スキルアップに向けたワークショップを実施します。

添削指導

探究計画書に対して添削指導を行うことで、生徒の次のアクションに繋げます。

TA面談

ティーチングアシスタント(TA)による面談を行い、探究の道筋を付けます。

教員研修

探究の共通認識を揃える教員研修を行い、学校全体の探究水準の向上につなげます。

発表会講評

成果発表会などで講評を行い、次年度以降の生徒へのメッセージや探究方針を伝えます。

カリキュラム検討

月1回程度の会議により、1年間~3年間のカリキュラムをご一緒に検討します。

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