【活動レポート】総合型選抜に向けたオンライン面談

「総合型選抜に向けたオンライン面談」とは、探究学習支援から総合選抜*へ接続していくにあたり、①志望理由書と、②面接の準備に向けたサポートを行う面談のことです。
*総合型選抜とは、志望理由書や小論文、プレゼンなど様々な方法で総合的に評価する入試方式です。

本記事では、2024年9月頃から私立の女子高校で実施している「総合型選抜に向けたオンライン面談」についてお伝えいたします。

Foraが目指す「vision2025」とは

Foraは、これまでの探究学習支援をさらにアップデートし、総合型選抜へ接続していくことを目指しています。

「vision2025」と称し、高校1年時からの探究学習、高校2年時の学問への接続、そして高校3年時の総合型選抜への対応を含む3年間の一貫したカリキュラムと進路指導を目指しています。

実施の背景

今回は、私立の女子高校で実施した取り組みをご紹介します。
生徒の主体性を育むことを重視している当校では、目標や希望進路に合わせたコースを選択することができます。

自らが興味関心のあることを深掘りし、思考したことを発信するコースを選択した生徒の方々に対して、高校1年生の時から3年間に渡ってカリキュラムを提供してきました。

総合型選抜に向けた準備を行うにあたり、20名弱の生徒を先生一人で指導することは負荷が高いため、Foraは教材の提供やTAだけではなく、オンライン面談も提供しています

内容

オンライン面談では、大きく分けて以下2つの指導をしています。
①志望理由書の準備
②面接の準備


就活をイメージいただくと分かりやすいかと思います。
まずは、①やりたいことを自己理解したうえで、それが叶う学問分野や大学を探すサポートをします。そして、②大学が求める人物像を整理し、自分についてわかりやすく伝える練習をします。

実際の様子

当校では、高校1年生から3年間、週に3回の探究学習の時間で、「わくわく」または「もやもや」を起点にじっくりと深堀りしていきます。
興味深いテーマばかりで、そのうちのいくつかご紹介します。

「一人暮らしの女性の引っ越し×女性アスリートによるサポート」
「英語の接頭語・接尾語×ギリシャ神話」
「アメリカ映画のセリフ×ファッション」

探究した内容をオープンキャンパスで大学の先生に見せたり、外部のビジネスコンテストに挑戦するなど、非常に意欲的に取り組んでいます。

課題と今後の展望

サポートする中での課題感として、大きく2つあります。
①深く自己探究していくがゆえに、あてはまる学問分野や大学を探すのが難しい
②探究学習に特化している一方、学力に対する引け目を感じている

①生徒のやりたいことをサポートできるよう、Foraとして引き続き尽力していきます。

②学力と比べて探究学習のスキルは測ることが難しく、また同じコースの仲間は探究スキルに秀でているため、自己効力感をもちづらい状況です。
他のコースや他校の生徒とディスカッションする機会を設けることで、自己効力感を養うとともに、様々な思考をもつ人々の中においても議論をファシリテートする力を養うサポートをしていければと思います。

Foraが提供する「探究学習」

Foraは教材の導入だけでなく、カリキュラムの検討や、探究スキルアップに向けたワークショップの実施、添削指導、オンライン面談など、授業実施に向けて幅広くサポートいたします。

ワークショップ

探究スキルアップに向けたワークショップを実施します。

添削指導

探究計画書に対して添削指導を行うことで、生徒の次のアクションに繋げます。

TA面談

ティーチングアシスタント(TA)による面談を行い、探究の道筋を付けます。

教員研修

探究の共通認識を揃える教員研修を行い、学校全体の探究水準の向上につなげます。

発表会講評

成果発表会などで講評を行い、次年度以降の生徒へのメッセージや探究方針を伝えます。

カリキュラム検討

月1回程度の会議により、1年間~3年間のカリキュラムをご一緒に検討します。

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