こんにちは! Foraの木口です!
参加してくれている受講生のみなさんへのインタビューと、第4回の講座内容のまとめをお伝えします。
まずはこちらのお2人に突撃してみました!
上園海さん(沖縄国際大学 産業情報学部3年)
池田祐輝さん(東京大学法学部3年)
どうしてこのプログラムに参加したんですか?
上園 もともと地元の沖縄でファシリテーションを学んでいましたが、違う視点からファシリテーションを学びたいと思い、沖縄から応募しました。ちょうど半年間だけ県外に行くタイミングだったんですよ。
今までは会議やミーティングを想定して学んでいたのですが、Foraのファシリテーションは、学問に特化しているところが面白いです。
高校生を対象にしているので、「分かりやすい言葉遣い」や「その場のコントロールの仕方」が特に勉強になります!
池田 僕が参加したのは、高校生の進路選びに問題意識を持っていたからですね。僕自身も高校生の時に、全然情報がない状況で、あまり考えずに進路を選んでしまって。今の高校生にはしっかり考えて進路を選んでほしいという思いがあります。
今も予備校でアルバイトをしているのですが、高校生には自分の進路に夢や希望を持って勉強に取り組んでもらえたらなと。
普段していることは?
上園 大学に通いながら、沖縄で平和学習の場づくりをしている会社に勤めています。大学生1名と高校生10名のグループで、平和学習や教科外教育の枠で、ディスカッションの場づくりをしています。本当にこのプログラムでの学びが活かせるなって、毎回勉強になっています。
池田 普段は法律や行政を学んでいるのですが、教育にも興味があって高校の教員免許もとるつもりです。
世の中で起こっている問題を分析していくと教育に行き着くことが多いんです。1人じゃ世界は変えられないけど、教育は世界を変えられるかもなって思ってます。
ここまでの印象的な学びを教えてください。
上園 授業が始まる前に生徒の状態を察知して、生徒を授業させるテンションまで持っていくワークショップがとても印象的でした。「高校生が全員が昨日失恋している状態から授業をはじめてみる」など、なかなかあり得ないお題で「最低な状況」を体験したり。
いつの間にか攻略法も教えてもらっているので、場に対する余裕と安心感が生まれました。
池田 「即興には準備が必要だ」ということがとても印象的でした。今までは、準備不足だから即興でやると思っていたのですが、本プログラムを受けてみたら全く逆で、準備が出来ているからこそ、即興でも踏み込めて場をより良く出来ることが魅力的だと感じました。
第4回での学びや気付きを教えてください。
上園 ファシリテーションを少し学んでいたので、サブファシリテーターの存在も知ってはいましたが、サブファシリテーターがあんなにスーパーヒーローだとは思っていなかったです!
池田 第3回までで参加性や即興性を学んでは来たけど、僕もいざ自分が人前で出来るのかという不安がありました。
でも、サブファシリテーターがいれば協力して参加性と即興性の全部が出来るという話を聞いたうえで、実際に見せてくれたので、自信に繋がりました。高校の実践に行く準備としても、最後のひとピースがはまった感じがしました。
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今回、インタビューを受けて下さった上園さん池田さんありがとうございました!
お2人とも、第4回ではサブファシリテーターの重要性を認識し、学校実践に向けて今までの学びを自分に落とし込んでいるようでした!!
第4回目「サブファシリの役割を体感する」
テーマは「サブファシリの役割を体感する」でした。ここまでの総まとめにもなる内容です。
高校生がForaの授業にどんな期待を持っているか、高校に実践しに行くときに気をつけるべきことについてレクチャーがあった後、3つのワークを通して、「複数人での場の作り方」を学んでいきます。
【全力解説ゲーム 】
自分の専門分野など「難しい話を好き放題話す役」と「サブファシリテーター役」の2人1組で行います。好き放題に話す相手を止めたり、質問してみたりと、いかに聞き手にとってわかりやすくするか、挑戦します。
みなさん、相手の話を止めるのに戸惑ったり、相手のテンポにつられお笑いのようなボケとツッコミになってしまったり。サブファシリテーターの難しさと重要さを実感していました。
【担当ワークひたすら噛み砕きタイム!】
自分が高校実践で担当する学問ワークショップを他者に対して行います。違う学問の担当の人と2人1組で各自準備してきたスライドを使ってワークショップを相手に実践します。
実際に対面で声を出して行ってみると、準備段階では気づかなかった改善点が見つかります。
聞いている側がサブファシリになったつもりでたくさんの指摘を入れることで、どんどん分かりやすくなっていきます。
【2人組で「授業開始まであと1分ゲーム」】
第3回でのワークの進化版。
聞いている側は「文化祭の前日」「先生に怒られた後」など、特殊な設定の高校生を演じています。ザワザワしてたり、ズーンと落ち込んでいたりと大変な状態。
今回は2人で協力して、参加者の心を読み、授業を開始できる状態に持っていきます。
2人で行うことで、「ボケ役とツッコミ役」や「生徒側の気持ちになり待つ人とお願いをし、進行を促す人」と役割分担が重要になります。
第3回より相手の状態を察知することが早くなり、各組授業に持ち込むまで促すことが出来ていました!! Foraのファシリテーターからも「自分だったらどうするか」各自の手法をお教えしました!
第5回は「環境デザイン」についてプログラムを行います。
次回もお楽しみに!
お越しの皆様へ